cat!cat!cat! 猫についてのお話6

cat!cat!cat!2020の会場にはそれぞれ、「猫についてのお話」を展示しておりました。これらは、参加して下さいました店主さまや展示作家さま、みなさまのそれぞれのエピソード。そっと置かせていただいていましたので、読まずに会場を後にされた方も多いと思います。そして遠方のみなさまにもぜひ読んで頂けたらとも。想いの込もった文章。アーカイブとしてひとつずつご紹介させて頂きたいと思います。

「猫と共に暮らす生活」はある日突然やってきました。
産まれて間もない仔猫を庭で保護し、人間の助けがないと生きられないことを知って、母と二人三脚での「猫の子育て」が始まりました。

小夏と名付けたその子と暮らすうち、「この子は人間に可愛がってもらうために産まれてきた子なんだ」と強く感じるようになりました。そして、いつしか、助けたようでいて助けられているのは人間の方なのだと気付くことに。小夏の存在に、私も母も何度救われたことでしょう。

小夏といる時の母の笑顔、ちょっぴりハイテンション気味な様子とか。あんな楽しそうな母の顔を今まで見たことあっただろうか(全くおんなじ事を母も私に思っているハズ)。
とにかく、居てくれるだけで、ただそれだけで「幸せ」が溢れてくる存在。

小夏を通して猫さんの素晴らしさを日々これでもかという程感じています。

助かる命もあれば、そうでないことも沢山あるのが現実です。
可哀想な命をこれ以上増やさないために。
TNR活動を知り、ひとりひとりが出来ることを少しずつでも始めること。
動物も人間も幸せな世の中がいいなぁと思います。

Licht 吉田晃子さん

Licht (リヒト)
open12:00 – 19:00
定休日/毎週火曜日
盛岡市菜園一丁目6-18パナハイツ菜園A棟101号
HP licht.clothing
Instagram @licht_morioka

cat!cat!cat! 猫についてのお話5

cat!cat!cat!2020の会場にはそれぞれ、「猫についてのお話」を展示しておりました。これらは、参加して下さいました店主さまや展示作家さま、みなさまのそれぞれのエピソード。そっと置かせていただいていましたので、読まずに会場を後にされた方も多いと思います。そして遠方のみなさまにもぜひ読んで頂けたらとも。想いの込もった文章。アーカイブとしてひとつずつご紹介させて頂きたいと思います。

我が家の姫と栗は去年の9月で16歳になりました。
2003年9月、知り合いが犬の散歩中に生まれて間もないであろう3匹の捨て猫を見つけ、そのうちの2匹を12月に引き取ったのが姫と栗。人生初の猫との暮らしが始まりました。

以前は猫は家と外を自由に出入りするのが当たり前なのかなと思っていたけれど、いざ一
緒に暮らしてみると、そんなことは考えられない。集合住宅で暮らしているので、よその
家に迷惑をかけたら困るというのもあるけれど、もしもほかの猫と喧嘩でもしてケガをし
たらとか、もしも事故にあったらとか、もしも虐待されたらとか、もしも帰ってこなかっ
たらと思うと、とてもではないけれど耐えられません。だから、考え方はいろいろあると思うけれど、私は猫を飼うなら「完全室内飼い」がいいと思っています。

姫と栗には、これからもぬくぬくと、穏やかに長生きしてほしいと切に願います。

日本動物愛護協会のテレビCMを見たことはありますか?
さだまさしさんの『にゃんぱく宣言』。
あれ、いいCMを作ってくれたなと思います。
気になる方はぜひ検索してみてください。

にゃんぱく宣言

shop+space ひめくり 菊池美帆さん

shop+spaceひめくり
open10:30 – 18:30
定休日/木曜+第1・第3水曜
盛岡市紺屋町4-8
電話019-681-7475 
HP http://himekuri-morioka.com/
Instagram @himekurimorioka

cat!cat!cat! 猫についてのお話 4

cat!cat!cat!2020の会場にはそれぞれ、「猫についてのお話」を展示しておりました。これらは、参加して下さいました店主さまや展示作家さま、みなさまのそれぞれのエピソード。そっと置かせていただいていましたので、読まずに会場を後にされた方も多いと思います。そして遠方のみなさまにもぜひ読んで頂けたらとも。想いの込もった文章。アーカイブとしてひとつずつご紹介させて頂きたいと思います。

「初めてなら、2匹飼いをおすすめするよ」
「ペットショップに行くより里親になる、という選択もあるよ」
猫と暮らしたいと思い始めた頃、友人にそう言われて周りを見渡すと、あちらもこちらも確かに2匹(または3匹)ずつ。しかも保護したり里親になったり、という出会い方。「里親になる」という選択はこの時に初めて意識したこと。

日ごろ楽しく拝見していたある画家のwebサイトがあって、そのブログでは動物管理センターから預かった子猫や、ご自分で保護した猫の里親募集の記事をよく目にした。かわいいな、くらいに思っていたのが「縁があったら里親になろう」という気持ちで見るようになった。ほどなくして里親募集の記事があがり、毎日チェックする姉妹猫があらわれた。思い切って「里親になりたいのですが」と申し込み、お見合いをして、その姉妹猫が我が家にやって来たのは2012年。

終生飼育をすること。むやみな繁殖はしないで適切な時期が来たら不妊手術をすること。交通事故や感染症、ご近所とのトラブルに遭わないためにも完全室内飼育をすること。脱走を防ぐこと。適切な混合ワクチンを摂取すること。健康維持に努めること。飼い主のいない猫への餌やりと不妊手術の活動のことを知ること。

そんなお話を聞きながら、読みながら、2匹分のキャリーを用意したり、家の中を点検したり、動物病院を調べたり。幸い、猫と暮らすことについてのいろいろを話してくれる友人知人が周りにいたから助かったこともたくさんある。一緒に暮らす前に様々な猫に触れたり、猫たちと暮らしている部屋に身を置いて眺めたり考えてり観察したりする機会はとても楽しくありがたいことだった。

猫たちと暮らしてもうすぐ8年。その間に室内飼いの大事さ、犬や猫と私たち人とが幸せな暮らしのために何か出来る事があるのかを考えること、知ること、が少しだけど、ほんとうに少しだけど身近なことになった。

2月はねこの月。いつからかそんなふうにあちらこちらで猫にまつわることで楽しいことが増えて来た。cartaでその画家、樋口さんの個展をさせていただけるのも、殺処分のことや野良猫の不妊手術をする活動のことを知ったのも猫との出会いのおかげ。楽しくお買い物をしながら、お茶を飲みながら、犬や猫と人とが幸せに暮らしていくことについて考えたり、フリーペーパーにお目通しいただける時間を過ごしていただけたら。

喫茶carta 加賀谷 奈穂美

喫茶 carta 
手紙という名の小さな喫茶店
open11:00 – 19:00(L.O. 18:30)
定休日/毎週水曜日と第2、4火曜日
盛岡市内丸16-16電話 019-651-5375
HP kissa-carta.com
Instagram @kissa_carta